クリーンフィルム

原則、ポリエチレンの中でも不純物が一切含まれていない、低密度ポリエチレン(LDPE)を選択しています

●低密度ポリエチレン(LDPE)

ポリエチレンの中で唯一触媒を使用せず、 高温高圧下でのラジカル重合で生産されます。
→ポリエチレン中に触媒由来の金属残渣等の不純物が存在しません。
→原料メーカーとのコラボでポリエチレンの中でも最も不純物の少ない原料を使用しています。

比較的緩和な条件で、触媒を使用したイオン重合で生産されます。
一般的に塩化チタン系を含有したチーグラー触媒が使用され、
触媒残渣である金属、無機イオンがポリエチレン中に残存します。

添加剤使用せず、安定した製膜加工を実現します

フィッシュアイ、ゲル等の低下
滑剤、アンチブロッキング剤、酸化防止剤等の
添加剤フリー

製膜加工から、製袋・検品、包装までクリーンルーム（クラス10,000）内で一貫生産しています

●特別に設計された建物により、外部環境からの異物等の付着を防止しています
●ユーザー査察への対応と徹底した検品、品質体制を構築しています

1-1.原料入荷から出荷まで、合否判定が確実に実施されています。
（ISO認定工場で、ISOに沿って作業工程や品質を管理しています）

1-2.DMFを取得していますので、医薬品向け包装資材に安心してご使用頂けます。
（アメリカ食品医薬局（FDA）に登録済の原料を常時在庫しています）

1-3.弊社では、無添加LDPEの中でも、特にアウトガスが少ない原料をご用意できます。
＊低沸点化合物量が一般的な無添加LDPE原料の1/3未満です。【GC-MSによる測定結果】

2-1.クリーンフィルムの製造環境は、延べ床面積1500㎡
全てがクラス10,000（ISOクラス7）に管理されたクリーンルームです。
製袋工程はもちろんのこと、製膜工程もクリーンルーム内で行われます。
＊米国連邦規格（USA Fed.Std.209E）では、1f3（立方フィート≒28.3リットル）中の微粒子数で表します。
＊国際標準化機構（ISO）の清浄度クラスは、JIS B9920がほぼ全面的に採用されています。

2-2.弊社は、ブース単位ではなく、工場全体のクリーン度を管理しています。
製膜時に使用する圧縮エアーは、クラス100（ISOクラス5）となっています。

2-3.第2製袋工場では、床に室内のゴミが堆積しない構造のクリーンルームになっています。

2-4.クリーンフィルムは、専用の自動倉庫で保管されます。
＊製品は、出荷当日まで屋外に出ることなく、陽圧と湿度が管理された倉庫で保管されます。
＊倉庫は、防虫防鼠仕様かつ、人の入室が無いのでフードディフェンスに優れています。

3-1.クリーンルームで働く従業員は、全員が正社員です。

3-2.製袋工程では、全数目視検品を行っています。

3-3.製袋要員は、定期的に検品能力の社内適正評価を受けています。